堅達京子さんより

気候変動や持続可能社会について数々の番組を制作されている、NHKエンタープライズの堅達京子（げんだつきょうこ）さんより、（間接的に）以下の案内を頂きました。「拡散大歓迎」ということで、部分的にではなくて全部紹介させて頂きます。

気候変動の危機やカーボンニュートラル実現の重大さが連日報道され、これと逆行する戦争に終わりが見えない状況ですが、色々なイベントや講演会等での交流を通じて見えてくるのは、これらを身近な問題と捉えて詳しく知ろうとして、自らも何等かのアクションを起こそうとしている、いわゆる「意識高い」系の方と、気候変動は全く他人事であって、物価高とか自分の生活に直結する問題ぐらいしか問題とは感じていない人々に二分され、後者の方がまだまだ圧倒的に多いということです。それは例えば理科系の大学生についてもほぼ同じです。意識高い系の人たちは、どうしても言動が説教臭くなってしまい、それが本来当事者であるマジョリティーの人たちが離れていき、共に考え、共に行動する空気を作れなくしている様に感じます。

その点で、メディアが持つ力はかつてない程重要になっていると思います。恐怖や危機感をあおるだけではなくて、科学的経済的根拠を示した上で、人類はこの状況にどの様に向き合い、対応していこうとするのかを分かりやすく示す、テレビやYouTubeを通じた質の高い情報の提供を頼みとするところです。「1.5℃の約束」は分かりやすく、入っていきやすいキャッチフレーズだと思います。それは何か、何が起こりつつあるのか、に関心を持つきっかけにはなるのではないでしょうか。お茶の間でおなじみのニュースキャスターの方々が発するメッセージに是非耳を傾け、自分ごととして向き合い、知るきっかけにして欲しいと思います。

地球の気候を変える程の影響を持つようになった、人類が辿ったこれまでと、今起こっていることを知ることに加えて重要なのは「想像力」と「気づき」であると思います。世界の人々がこれまでの様な生き方を続けていくと、この先どうなってしまうだろうかと想像すること、そして自らを含めて、どうして人々がこの問題を生じるに至り、なかなか変わることが出来ないのかという、人間そのものに対する気づきです。持続可能な発展に明らかに逆行する戦争を許してしまい、止めることが出来ない人類。この先にある未来を想像し、変化を拒む自らに気付くことができれば、知ることと行動することへの意欲が得られるのではないかと思います。

＊＊＊以下堅達さんからのメッセージです＊＊＊

（是非リンクを開いてご覧になってください）

みなさま

おかげさまで、国連SDGメディア・コンパクトの「１.５℃の約束」キャンペーンは、大きな反響を頂戴しています。

先日は、Media is Hopeという団体の主催で、全国のメディアとも交流、記者会見を開きました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c34a2c8c13c87260ca0a42bf52c2bca4c2045d61

民放NHK6局連動動画は、こちら。

https://www.nhk.or.jp/campaign/mirai17/kiji_15yakusoku.html

また、講談社の雑誌FRAUともコラボ、10月3日の気候変動ムックに、私がIPCCの執筆者に行ったインタビューが掲載されています。

よろしければ、ぜひご覧ください。　https://gendai.media/articles/-/100327

※オリジナル動画インタビューはこちら　　https://www.gef.or.jp/activity/climate/fukyu/material/interview_ipcc_ar6_wg2/

さて、このFRAUにも登場し、去年の私たちの番組「気候危機を食い止めたい」でも取材した大学生、中村涼夏さんと山本大貴さん（record１.5 共同代表)たちが、このほど、11月にエジプトで開かれるCOP２７に出向いて、ドキュメンタリー映像を撮影するプロジェクトを企画、今、クラウドファンディング中です。

しかしながら、今週21日の23時締め切りですが、まだ目標にほど遠く、もし達成できなければ、１円も支援を受けられない仕組みで大ピンチです。

ご関心のある方は、ぜひ、大人がしでかしたことのために異常気象に苦しむ世代を支援するため、できる範囲で構いませんので、クラファンにご協力いただけますと幸いです。今２つのクラファンが進行中です。

record 1.5 締め切り間近！　　　　　https://readyfor.jp/projects/record1-5

Fridays for Future 締め切り来週　　https://readyfor.jp/projects/fff_cop_project　　

最後に、10月24日（月）１８:００－１９:３０、サステナビリティに力を入れているEYさんの主催のウェビナーに登壇します。

「1.5℃脱炭素社会へのロードマップ～未来図をどう描くか～」

https://www.ey.com/ja_jp/webcasts/2022/10/ey-japan-2022-10-24

EY Japan 気候変動・サステナビリティ・サービスリーダーでEY新日本有限責任監査法人プリンシパル牛島慶一さん、民放とのキャンペーンをご一緒したフジテレビの木幡美子さんはじめ、ここでも、若者代表の塚本悠平さんと対話します。

全国どこからでも、無料で視聴が可能です。ぜひ、ご覧ください。

いずれも拡散大歓迎です。お知らせばかりで恐縮ですが、ぜひ一緒に気候アクションにつなげていければ幸いです。

引き続き、よろしくお願いいたします！

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NHKエンタープライズ　

エグゼクティブ・プロデューサー

堅達京子

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